火星有人探査が人体に与える影響を調べることを目的として、
アレチネズミ10匹を乗せた宇宙船が14日、カザフスタンの
バイコヌール(Baikonur)宇宙基地から打ち上げられた。
ミッション担当のAnfisa Kazakova氏が明らかにした。
同氏が電話でAFPに語ったところによれば、ソユーズ(Soyuz)
ロケットで打ち上げられた宇宙船は、長期の飛行による生理学的、
生物学的な影響を調査するため、10匹を乗せて12日間の日程で
飛行する。
ラットやマウスの仲間で、ペットとしても飼育されることも
多いアレチネズミ10匹が入れられたケージには、穀類や木の実、
干しブドウが用意され、無重力状態でも使用できる特殊な装置で
排せつ物が除去される。
換気や温度が厳密に調整され、昼と夜が人工的に作り出される
環境下で、飛行中のネズミの様子が映像で記録される。
情報は定期的に地球に送信されるが、記録された映像は、
ネズミたちが地球に帰還した後、初めて確認されるという。
着陸は人間の飛行士が乗った宇宙船と同様だが、飛行を終えた
ネズミたちを待ち受けるのは熱烈な歓迎ではなく、冷酷な対応だ。
戻った10匹のうち、数匹は解剖されるという。
果たしてネズミたちは生きて帰ってこれるのだろうか?

